高血圧に最適な予防・改善方法
こんな生活習慣を改善しましょう
高血圧は心臓の大きな負担をけるため、高血圧の状態が長く続くと、心肥大や狭心症、心筋梗塞など心臓病のリスクは健康な方よりも3倍高くなるとする研究データがあります。
また高血圧は、動脈硬化を起こして血液が流れる血管が弱くしてしまいますから、脳卒中やくも膜下出血といった脳への生涯を引き起こす危険性も高めてしまいますし、更には腎臓にも多大な影響を与えてしまいます。
腎臓は体内の老廃物を排出し、ミネラルバランスを調整する機能を持つ臓器ですが、動脈硬化が進むと機能が衰え、腎硬化症を併発したり、慢性腎不全になる事も考えられるのです。
では高血圧を予防改善するには、どのように生活習慣を改善していったらいいのでしょうか。
高血圧を改善するには、まずは運動することで安静時の血圧を下げてあげる必要があり、高血圧が軽いレベルならば、運動療法だけで血圧が平常値に近付くとされています。
特にウォーキングや水泳、ヨガといった有酸素運動が高血圧予防には有効といわれており、運動によって汗をかくことで体内の塩分濃度を排出することできますから、自分で無理なく出来る程度の適度な運動をコツコツと続けていく事で血圧が安定してきます。
食事の面では、栄養バランスと塩分のとりすぎに注意すること。
特に塩分は、理想的な摂取量は6gとされていますが、日本人の平均摂取量はおよそ12gですので、意識して塩分を減らす努力をしていかなくてはいけません。
ただし、急に塩分の少ない食事にすると、味気ない食事に思えてしまい、逆にストレスが溜まってしまう事もあるので、減塩は時間を掛けて1gずつ徐々に減らしていくのが高血圧を予防・改善するための上手な減塩方法です。
また高血圧の方は入浴にも注意が必要です。
急激な温度変化は血圧を急変させてしまうリスクがあるので、脱衣所や浴室内部をしっかり温めて、出来る限り温度差をなくしておき、汗をかきすぎて血液が濃くならないように事前に水分を取ります。
お風呂の適温はぬるめの38℃〜40℃、入浴時間は5,6分程度に抑えるのが良く、半身浴も心臓に負担が少ないのでお勧めです。