高血圧となる原因
肥満と高血圧の深い関係
生活習慣病自体が肥満と深い関係がありますが、高血圧は特に肥満ととても深い関係があります。
先ず、肥満になることによって人間の体は大きくなった体にきちんと血液を巡らそうとするため、血圧を上げて血流を増やそうとします。
なおかつ、肥満の人の血液は得てして血液の中の脂肪が多くドロドロしているためて、血流の増加によって動脈硬化をきたした細くて脆い血管の中をどろどろの血が流れる訳ですから、当然血の巡りが悪くなり、心肺機能への負担を大きくしてしまうのです。
特に内臓脂肪は、体内で中性脂肪を分解する時に交感神経が刺激され血圧を上昇させるでしまいますので、肥満の方は高血圧を併発しやすくメタボになりやすいのです。
メタボは、高血圧や肥満症、高脂血症などが病気が2つ以上重なった状態を言います。
血圧のt高い方や、内臓脂肪型肥満の方、血糖値の高い方は特に注意が必要とされます。
肥満は、生活習慣病を引き起こす危険因子を増やしてしまいますので、栄養バランスのとれた食事や運動不足解消を意識するようにしましょう。
高血圧の方がメタボになると合併症を起こす確立が上がってしまうとされ、心筋梗塞や脳卒中は3倍、糖尿病は9倍の発症リスクがあります。
しかも、メタボになると動脈硬化の進行も早くなるのでより血圧コントロールしなくてはいけないのです。
日本人には高血圧になる方が特に多く、自覚症状があまりないため、よくある病気だからと軽く考えてしまいがちです。
しかし、高血圧や肥満は重大な病気を引き起こす引き金であることを自覚し、速めに適切な対処をすることが大切なのです。
高血圧は症状が軽ければ、心掛けしだいで充分完治する事が可能な病気ですし、レベルが進んでいても、適切な治療と健康的な生活で上手にコントロールすることも出来るのですから、早期発見・早期治療のためにも、こまめな測定と定期的に検診を受けるといった早めの対策を心がけましょう。